モツレクの発音   (最終更新日2012/7/1:3/27,5/31,6/7,6/24,6/30,7/23,10/18修正追記)

 今回のNCOモツレクを歌う上で、作曲された時期の発音と想定される発音上の約束事項

主なラテン語の発音で山田理事長が、今回特にモーツアルトの作曲、初演時点に合わせ、ドイツ語圏内のラテン語発音として指導している内容の記録です。
通常のラテン語と同じ発音のようでも、いろいろ注意すべき発音が下記以外にもありますので、練習時に先生の発音を聴いて、常に修正記憶して下さい。
便宜上かなで書きましたが、語尾が子音のものは発音記号表記としました。また、発音記号相当もカッコ付で併記しましたが、これも便宜上の表記です。ツェはtze、ツィはtziなどで表記しました。あくまでも山田先生の発音を聴きとって、それをイメージした、ラテン語発音を心がけて下さい。また、下記に記した以外でも基本的な発音ルールがあります。その一部だけあげておきます。
Gはあくまでも発音記号のg(Agnus Dei 「アグヌs デイ」(agunus dei)、カナでグと書いてしまい、そのまま読むと日本語です。日本語のグはguですので、子音のgである事を常に意識して下さい。子音のtやsも同じです。
Sは後ろに母音が来るとz(saならza、soならzo)、後ろが子音ならs(Hostias「オスティアs」(ostias)
ただし、単語の頭部分とか音の続きによっては音がにごるのでsのままとする。Sanctus「サンクトゥs」 (sanktus)。8/31追記→Salvame「サルファメ」(salfame)。
なお、9月の練習で単語の頭部分のSは全てS読みにすることになりました。その単語はsalvandos「サルファンドス」(salfandos)、salvas「サルファス」(salfas)、salvame「サルファメ」(salfame)などです。また短く発音するluxとかrexとかがあり、それ以外にもいろいろあるので練習時に、先生の発音を聴いてください。
また、子音が重なると撥音になります。(tollis「トッリs」(tollis)

☆ スラーのついている音符は今まで通り歌えばいいですが、スラーのついている最後の音は抜いて小さく切る。スラーのついていない音符は全ていったん声を出さないようにして歌います。ただし、息の流れを完全に止めてしまい息を吸うのとは異なります。特に10月後半からは息を止めて強くきるのではなく音節の流れを考えて音は切れても音楽の流れは止めないようにと指導方向が変わってきています。
☆ 例外は16,17小節でet lux perpetua luceatの後半は切らずに続けます。
なお、休符前の撥音、17小節の最後のatは四分音符の4分の3を発音し残りを切って休符の頭にtを発音します。19小節のisも同様四分音符の4分の3を発音し残りを切って休符の頭にsを発音します。以下32小節も同様です。
この記録は今までの練習の中からの記録ですので、先生の説明のニュアンス上説明し切れていない点が多々あります。先生の練習時の発音指導に従ってください。
(また、ここに上げた発音は一例で、この資料では理解いただけない可能性が多いので練習時の山田先生の指導を耳で聴き取って確認して下さい。休憩時以外のおしゃべりは禁止です。この資料内での不明点は田坂まで質問下さい。)     (文責;田坂雄一)


Ⅰ:INTROITUS(3頁~)
Requiem  「レクヴィエm」(rekuviem)
なお、クヴィはどちらかといえばクフィに近く、上の歯を下唇に触れさせて振るわせる
Luceat   「ルーツェアッt」 (lu-tze-at)
Te decet  「テ デーツェッt」(te de-tzet)
vo-tum   「フォトゥm」   (fo-tum)
 voの部分はフォではなく、上の歯を下唇に触れさせて振るわせる柔らかいフォ
Jerusalem  「イェルザレm」 (jer-zalem)
Orationem 「オラツィオーネm」(oratzi-o-nem)
Ad te   「アッテ」 (atte)
Veniet   「フェニエッt」  (fe-ni-et)
 veの部分はヴェではなく、上の歯を下唇に触れさせて振るわせる柔らかいフェ

Ⅱ:Kyrie(8頁~)
Eleison   「エレイゾン」(eleizon)

Ⅲ:Seqenz(14頁~)
No.1 Dies irae
Irae 「イ (巻き舌の)レ」(ire)
Illa  「イッラ」(illa)
Solvet 「ソルフェット」(solfet)(8/31にZ→Sに修正)   
Venturus 「フェントゥルs」(fenturus)
 veの部分はヴェではなく、上の歯を下唇に触れさせて振るわせる柔らかいフェ
seaclum 「セクルm」 (seklm)         ↓tに近く  ↓
favilla  「ファフィッラ」(fafilla)  david  「ダフィッt」(dafit)
viの部分はヴィではなく、上の歯を下唇に触らせて振るわせる柔らかいフィ
sibylla  「シビッラ」(sibilla)
Quantus  「クファントウs」(kufantus)
 uaの部分はヴァではなく、上の歯を下唇に触れさせて振るわせる柔らかいファ
Discussurus 「ディスクススールs」(discus-surus)
Quando   「クヴァンド」 (kuvando)

No.2 Tuba mirum(21頁~) ソロにつき省略

No.3 Rex tremendae(24頁~)
Rex 発音ではありませんが相当短く言い切る。よく聴く演奏より早いと言うこと。
Qui     「クヴィ」 (kuvi)
Salvandos  「サルファンドs」  (salfandos) (9/10練習時z→sに修正)
Salvas   「サルファs」     (salfas)  (9/10練習時z→sに修正)
Salvame  「サルファメ」 (salfame)(8/31高蔵寺合宿にてz→sに訂正)

No.4 Recordare(27頁~) ソロにつき省略

No.5 Confutatis(35頁~)
Vo-ca 「フォカ」       (foka)
Suplex  「スプレックs」     (supleks)
Qua - si 「クファジ」       (kufa zi)
Gere    「ゲレ」 (gere)

No.6 Lacrimosa(40頁~)
Lacrimosa 「ラクリモザ」     (la-kri-moza)(8/31ザのzは軽く)
Qua    「クヴァ」 (kuva)
Resurget  「レズルゲッt」    (re-zur-get)
Favilla   「ファフィッラ」    (fafilla) 
Judicandus 「ィユディカンドs」  (iyu-di-kan-dos)
Homo      「オモ」     ((h)o-mo)
ホモではないのですが↑少し息の音が入ります。
Huic    「ウーイック」 (u-ikku)
フーイックではないのですが↑少し息の音が入ります。
Parce    「パルツェ」 (par-tze)
Jesu    「イェズ」       (iye-zu)

Ⅳ.Ofertorium No.1 Domine Jesu(43頁~)
et de   「エッデ」       (e-dde)
absorbeat  「アプソルベアッt」 (ap-sorbe-at)
Quam    「クヴァm」 (kuvam)
promisisti  「プロミシスティ」  (pro-mi-sis-ti)
Semini   「セミニ」      (se-mini)
vi-tam   「フィータm」    (fi-tam) (8/31)

No.2 Hostias(51頁~)
Hostias   「オスティアs」 (ostias)
ホスティアsではないのですが↑少し息の音が入ります。
Preces    「プレーツェs」 (pre-tzes)
Quarum   「クヴァルm」 (kuvarum)
Hodie    「オーディエ」 (odie)
   ホーディエではないですが↑少し息の音が入ります。
Suscipe   「スシペ」      (susipe)

Ⅴ.Sanctus(58頁~)
Sanctus    「サンクトゥs」 (sanktus)  
Sabaoth   「サバオッt」    (sabaott)
Caeli    「ツェーリ」 (tze-li)
Osanna   「オザンナ」 (ozan-na)
In excelsis  「イン エクツェルシs」(in ektzelsis)

Ⅵ.Benedictus(61頁~) ソロの部分は省略

Ⅶ. Agus Dei(68頁~)
Agnus Dei 「アグヌs デイ」 (agu-nus dei)
Qui tollis  「クヴィ トッリs」 (kuvi tollis)
Sempiternam 「センピテルナm」  (sempi-ter-nam)

Ⅷ. Communio(72頁~)
sanctis     「サンクティs」   (sankutis)
Quia     「クヴィア」 (kuvia)

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