ベートーベンの荘厳ミサの先生の指導要約です。
                   (最終更新日2013/1/26)

 今回のベートーベンの荘厳ミサを歌う上での山田先生の指導方針。(2013/1/20第1版作成)

 発声法、作曲された時期の発音、想定される発音上の約束事項等      (文責;田坂雄一)

発声法について
 現在山田先生が指導している唇をブルブル振るわせる発声法は、スピーチレベルレッスン
またはSpeech Level Singing™ スピーチレベルシンギング SLS(SLS)といいます。以下はwebからの引用です。

 Speech Level Singing™ (SLS)はSeth Riggs/セス・リッグス氏によって発案された革命的な発声法で
•Michael Jackson マイケルジャクソン  •Stevie Wonder スティーヴィーワンダー
•Bonnie Raitt ボニーレイット      •Ray Charles レイチャールズ
•Bette Midler ベットミドラー      •Luther Vandross ルーサーヴァンドロス
達を含む120人以上のグラミー賞受賞歌手、ブロードウエイミュージカル俳優、ハリウッド俳優達も学ぶ発声法です。
 この発声法により喉頭をリラックスした自然な位置に留まらせながら、声帯の2枚のひだを適切に圧縮させ、自分が持つ全ての音域を、
声の裏返りを必要とする事無く、自由に行き来できるようにし、ソフトな声からダイナミックな声まで、自由に発声する事を可能にしてくれます。
 発声の状態を現在の最高の状態に整えていく事が目的です。
 身体の仕組みに沿った最も安全な発声法により、声の質を落とすことなく長時間の練習を行う事や、自分の大好きな歌をライフタイムで
歌うことを可能にしてくれます。(と言われています。レッスンを受ける人たちからの評判が効果を裏付けていると思います)

 その他Speech Level Singing™についてはアメリカSpeech Level Singing 公式サイトhttp://www.speechlevelsinging.com/ をご覧ください。

 また、これらの内容と山田先生ご自身の調査、経験から私達に合うよう指導法を作り上げて、現在の指導法にしているもので、
先生の言う事をよく聴いて自分の声を作っていきましょう。
 以下は主なラテン語の発音で山田理事長が、今回特にモーツアルトやベートーベンの作曲、初演時点に合わせ、
ドイツ語圏内のラテン語発音として指導している(想定含む)内容です。

歌い方について(スラーのついている音符とついていない音符の歌い方)
 スラーのついている音符は今まで通り歌えばいいですが、スラーのついていない音符は全て、一旦声を出さないようにして歌います。
 ただし、先生が繰り返し説明しているように息の流れを完全に止めてしまい、息を吸い直すのとは異なり、息は吐き続ける感じです。
 スラーのついている最後の音は抜いて小さく切って歌います。
 本資料の内容は今までの練習の中からの、田坂の推定ですので、先生の練習時の発音指導に従ってください。
 (また、ここに上げた発音は一例で、この資料では通じない可能性が多いので練習時の山田先生の指導を耳で聴き取って確認して下さい。
 皆がちゃんと聴き取れるように、休憩時以外のおしゃべりは禁止です。
 また、先生が範唱しているときや、他のパートの練習時は歌わないようにしましょう。この資料内での不明点は田坂まで質問下さい。
 また、今回は特にウィーンの黄金の間を意識しての指導をしています。
 全パートそうですが、特にソプラノの高い音はスタカット・マルカートで短く発音して会場の残響に歌わせると考えています。
 頑張って歌うと残響との不協和音になるからでもあります。頑張るのではなくきちんと当てて短く歌うことを心がけましょう。

発音について
 通常のラテン語と同じ発音のようでも、先生の指導方針上いろいろ注意すべき発音が下記以外にもありますので、
練習時に先生の発音を聴いて、常に修正記憶して下さい。
 先生も「あくまでも、声の様子を見て、無理にドイツ語読みは、しません。」とおっしゃっており、私たちの発音に応じ、
練習で少しずつ変わって行きます。発音を、便宜上かなで書きましたが、語尾が子音のものは発音記号表記としました。
 また、発音記号相当もカッコ付で併記しましたが、これも便宜上の表記です。ツェはtze、ツィはtziなどで表記しました。
 あくまでも山田先生の発音を聴きとって、それをイメージした、ラテン語発音を心がけて下さい。
 また、下記にあげた以外でも基本的な発音ルールがあります。その一部だけあげておきます。
 Gはあくまでも発音記号のg(Agnus Dei 「アグヌs デイ」(agunus dei)、カナでグと書いてしまい、そのまま読むと日本語です。
日本語のグはguですので、子音のgである事を常に意識して下さい。
 子音のtやsも同じです。また、日本人の発音では子音のsを強く発音しすぎがちでsssのように聞こえてしまう事がありますのでこれにも注意しましょう。
 Sは後ろに母音が来るとz(saならza、soならzo)、後ろが子音ならs(Hostias「オスティアs」(ostias)
 ただし、単語の頭部分とか音の続きによっては音がにごるのでsのままとする。
 Sanctus「サンクトゥs」 (sanktus)、
 Vはfの発音です。VOならフォ,VEならフェです。
 また、子音が重なると撥音になります。tolllis「トッリs」(tollis)

1:Kyrie(18頁~)
  e-lei-son  「エレイゾn」(e-lei-zon)
  ゾは日本語の「ぞ」に成らないように軽くにごるだけ
2:Gloria (30頁~)
  In excel-sis  「イン エクツェルシs」(in ek-tzel-sis)
  vo-lun-ta-tis  「フォルン ターティs」 (fo-lum-ta-tis)
   voの部分は日本語のフォではなく、上の歯を下唇に触れさせて振るわせる柔らかいフォ
  ho-mi-ni-bus    「オミニブs」 ((h)o-minibus)
  ホミではないのですが↑少し息の音が入ります。
  Gra-ti-as    「グラツィアs」 (gra-tzi-as)
  a-gi-mus    「アギムs」   (a-gi-mus)
  mag-nam    「マグナm」   (mag-nam)
  coe-les-tis    「ツェレスティs」(tze-les-tis)
  u-ni-ge-ni-te   「ウニゲニテ」  (uni-ge-ni-te)
  Agnus Dei   「アグヌs ダイ」(agu-nus dai)
   日本語の「だ」と違い口大きく空けないう事に注意
  Qui       「クヴィ」    (kuvi)
  tollis      「トッリs」   (tollis)
3:Credo(64頁~)
  Caeli      「ツェーリ」 (tze-li)
  vi-si-bi-lium   「フィシビリウm」(fi-si-bi-lium)
  u-ni-ge-ni-tnm  「ウニゲニトゥm」(uni-ge-ni-tum)
  ve-rum     「フェルm」   (fe-rum)
  ve-ro      「フェーロ」   (fe-ro)
  coe-lis      「ツェリs」   (tze-rls)
  vir-gi-ne     「フィルギーネ」  (fir-gi-ne)
  ho-mo       「オモ」     ((h)o-mo)
ホモではないのですが↑少し息の音が入ります。
  Ven-tu-rus    「フェントゥルs」(fen-tu-rus)
  Re-gni      「レグニ」    (re-gu-ni)
  Vi-tam      「フィタm」   (fi-tam)
  Ven-tu-ri     「フェントゥリ」 (fen-tu-ri)
4:Sanctus(99頁~)
  Ve-nit      「フェニt」    (fe-nit)
5:Agnus Dei
  Pa-cem      「パーツェm」  (pa-tzem)

 レクイエムの典礼文につきましてはいろいろありますが、楽譜の最初に書いてある皆川先生の解説が一番いいと思います。
 なお、単語の頭部分の読みは、先生が客席への聞こえ方で判断しての修正がありますので練習時に先生の発音を聴いてください。
 なお、「ベートーベンの荘厳ミサの音源」で検索しますとMP3の無料ダウンロードの頁が出て来ます。
 アドレスは分かりますが長いので検索したほうが早いです。

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